SEANは1997年保育サポートグループとして結成し、2001年に法人格を取得した非営利市民団体です。
一人ひとりが自ら行動を起こすことでエンパワメントし、つながることでさらなる行動を起こし、「だれもがありのままの自分を生き、活かされる社会」の実現をめざし、多様な事業を展開しています。
1999年男女共同参画社会基本法が制定され、2001年にママを対象にした子育て支援に取り組みました。多くのママたちを苦しめているのが、当たり前のように存在するジェンダー(母親・父親)役割であることを知り、2002年より子どもを対象とした予防教育に取り組み始めました。
SEANでは、毎年、夏に開催されている国立女性教育会館(NWEC)フォーラムで事業報告のワークショップを開催しています。そのフォーラムでAPP研(ポルノ・買春問題研究会)のメンバーと出会い、ポルノ被害等について知ることとなりました。
その後、APP研のメンバーが関東を拠点に活動しているPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)に所属し、2014年6月ごろから、実際に起こっているポルノ被害の相談をネットで呼びかけ始めました。その結果、相談件数は年々増え、関東圏以外からの相談について、地元で支援できる団体を模索し始めるなか、具体の面談を頼まれたことが、SEANがポルノ被害相談を始めるきっかけとなりました。
年々増える関西圏からの相談を請け負うために、組織体制の構築と人材育成もめざし、2015年度、公益財団熊西地域振興財団「非営利団体の活動を助成する事業」の交付を受け、相談ボランティア養成講座の開催とホームページの開設を行いました。
SEANでは、特に関西圏で起こっている10代~20代の若年層のポルノ被害の相談を受付けています。